今年は麻疹(はしか)が流行っているそうですね。我が家でも妻にせかされて最近近所の診療所で抗体検査に行ってまいりました。
はしか拡大 九州警戒 福岡県内で9人感染確認 予防接種呼び掛け|【西日本新聞】
【電子版】沖縄の“輸入はしか”、東京に拡大か 町田市で感染確認 | 医療・健康・食品 ニュース | 日刊工業新聞 電子版
ワクチン接種を1度しか行っていない28歳~40歳が最も危ない
麻疹用ワクチン接種が2回となったのは2006年のことです。それ以前に生まれワクチン接種を1度しかしていない人は、時間の経過とともにワクチンの抗体がなくなり、いつ麻疹にかかってもおかしくないといわれています。
とくに現在28歳から40歳くらいのひとはワクチン接種が1回のみのケースが多く最も感染しやすい人たちです。これより上の世代のころは、麻疹は誰もが子供の頃にかかる病気だったため抗体がすでにあることが多いようです。
私も妻もまさにワクチン1回世代。小さい子供もいますし第2子妊娠の可能性もあり得るため、ワクチン接種を行うことにしました。しかし、地域によってはワクチンが不足し始めているようです。私の住む地区も「とりあえずワクチンお願いします」というわけにはいかず、抗体がないことを確認してからワクチン接種へと移ることとなりました。
神奈川ではしかワクチン不足、接種の一時停止も : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
検索回数から見る流行の兆し
GW前に麻疹の報道が過熱したこともあり、検索数は4月25日にピークをつけました。1か月前と比べるとおよそ25倍にもなっています。
その後はいったん落ち着いてきていますが、上記の検索数の伸びは報道先行型でしょうから、本格的な流行があるとすれば検索数の伸びはこんなもんではないでしょう。
麻疹ワクチンを製造販売している製薬企業は?
麻疹を投資チャンスとしてとらえると、どんな銘柄が考えられるでしょうか。国内で販売されている麻疹向けワクチンの取り扱い企業は次のようになります。
- 北里第一三共ワクチン株式会社
- 武田薬品工業株式会社(4502)
- 一般財団法人阪大微生物病研究会
- ジャパンワクチン株式会社
- 田辺三菱製薬株式会社(4508)
- 第一三共株式会社(4568)
- 北里薬品産業株式会社
国内で販売されているワクチン等と取り扱い会社 | ワクチン・予防接種に関わるご質問 | 一般社団法人日本ワクチン産業協会より
上場している銘柄は武田薬品、田辺三菱製薬、第一三共となります。しかし、いずれの銘柄も時価総額1兆円を超えており、麻疹ワクチン需要増くらいで業績が急上昇することも考えづらいです。
そこで今回注目したのが「デンカ(4061)」です。子会社のデンカ生研が麻疹・風疹の抗体検査薬を製造販売しており、ここの伸びが期待できるかもしれません。
バリュエーションも上記銘柄と比べて割安で株価チャートの形も良好です。時価総額は4000億円弱。下げトレンドから上げトレンドに転換したばかりとみられ、ここから4600円を抜けてくると、新高値更新も期待できるでしょう。
私の実体験でもありますが、報道にもある通りワクチン自体が不足し始めています。麻疹ワクチンを接種する前に一度抗体検査をしてからという流れが出来ているので、検査薬を製造販売しているデンカにもその恩恵が回ってくることが期待されます。
麻疹の予防接種をタダで受ける方法
麻疹の予防接種をタダもしくは一部負担で受ける方法についても記事を書きました。初めてのライフハック記事です。